乙月鉄道

乙月の鉄道にまつわる四方山

車両加工:Tomix JR四国色キハ181系 旧仕様を一部現行仕様へ その1

かねてより、所有車両はアーノルトカプラーからTNカプラーなどの精密な連結器への交換・加工を行なってまいりましたが、
一部にはTomix車両でありながらTNカプラーの取り付けがそのままでは出来ないものがあります。
製造されたのが随分以前のものだと、当然の様に対応していなかったりします。

キハ181系特急列車 JR四国カラー
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手持ちのこの車両は、台車からのオーバーハングの長さの為か、
TNカプラーに交換できない仕様なのでした。

そこで、同じ車両が後にTN化対応仕様でも発売されているので、
その部品を使ってTN化対応を試みることにいたしました。


用意できた部品は
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  • 先頭車両のキハ181床板
  • トレーラー車のDT40S台車枠
  • モーター車のDT40U動力台車

以上の3種を必要分。


本当なら中間車の床板や動力ユニットも交換すれば簡単にボディーマウントが出来てしまうのですが、
入手困難でパス

まずは床板の入手できた先頭車両キハ181から交換していきます。
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ボディを裏から広げてやると簡単に床板は分解できます。
最近は床板と内装が固定されているものが多いですが、この商品では別部品かつ固定されていません。
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ヘッドランプ基盤をとり外し、比較のため並べてみます。
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下が旧仕様、上が加工前の新仕様
一部の金型改修で作られたようで、TN用マウント部分以外はそっくり同じです。


元々の部品は出来る限り流用します。
熱でカシメてあるオモリ兼導通板を、ニッパーでカシメた頭を切り離し分解
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新しい床板に導通板、ライト基盤を取り付けボディに嵌めてみます。やはりバチピタでした。
次に旧床板から台車を外します。ドライバーは#1、ネジは現行品と異なるので失くさないように。
車輪、集電スプリング、集電シューの順に取り外し、カプラーポケットを開けカプラーとスプリングを取り出します。

台車枠とカプラーと比較のため並べてみました。
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カプラー、台車枠共に左が旧仕様、右が新仕様です。
それぞれの長さの比率が異なるのが分かります。


今回はテストパターンとしての床板・台車交換なので、カプラーはTNではなくアーノルトに交換
元のように取り付けます。
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ひとまず完成。
これで先頭車はボディマウント、台車マウントどちらでもTN化が可能になりました。

先頭はスカート等もTN対応のため、ボディマウントのTNカプラーまたはダミーカプラーを用意しなければいけませんね。
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ちなみに旧仕様はスカートもダミーカプラーも床板に固定でした。

その2へ続く