乙月鉄道

乙月の鉄道にまつわる四方山

車両加工:KATO製キハ47-1000 TNカプラー取付加工

本来なら付いているべき所に付いているべき物が付いていて欲しいものなのですが、
鉄道模型などの動かす模型には、汎用性や共通化の過程で省かれる、
またはコストなどを理由に再現できない場合があります。
鉄道模型の中で、最たるものが連結器。そうカプラーです。

何処のメーカーの車両でも連結できるアーノルト規格のカプラーは確かに上手く作られていますが、
実感が無いのが難点。
昔と違い加工技術や材料の進んだ今、メーカー各社では独自の実感的なカプラーを開発、一部装備をしています。
TomixならTNカプラー、KATOならKATOカプラーの様に。

今回加工するKATOのキハ47系はアーノルトカプラー装備。
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世界中の多くの車両に装備されていますので、どんな組み合わせもできますが、
そんなに無茶な組み合わせをすることはまず無いですし、やはり格好良くないので
先の実感的カプラーを装備したいところですが、この車両にそのまま組み合わせられる良いものがありません。
ならば加工して付けてやろう、と。以前よりの構想を実行。

取り付けるのはTNカプラーのボディマウントタイプ。
TNカプラーはもちろんTomixですからそのままでは付きません。
そこでTomytechの鉄道コレクションの余剰部品で簡単につけてみようとします。

まずは加工が簡単そうなトレーラー車から加工するとして。
各部品を並べてみる。
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右に内装、左上から、鉄コレ動力ユニットのカプラーマウントアダプタ、キハ47床板、鉄コレ床板&TNカプラー

うまい具合に内装に切欠きがあるので、これに引っ掛けられそうな動力ユニット用の部品で進めることにします。
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ためらいなくニッパーでまっつぐカット
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マウント形状に合わせ、逃がしをエッチングソーで切り取り。
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画像が無いけれど、内装板にもカプラーマウントアダプタのピンの逃げを鑢で作ってます。
前後同じようにつけた。コニシのGクリアーで、床板にではなく内装板に接着しています。
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フロント側カプラーを取り付けてみる
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この位置に合わせ元々のアーノルトカプラーはニッパーでちょん切りこの通り。
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妻側はこの通りバチピタ。3種のカプラーマウントアダプタ様々
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で、完成、ばばーん
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少し浮いていますが、構造的に今回の方法では難しそう。

今回加工したのはトレーラーなので、次は当然動力車の加工ですが…


乞うご期待…








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