乙月鉄道

乙月の鉄道にまつわる四方山

運用車両:ドイツ軍 28cm列車砲K5 & WR200ディーゼル機関車

久々の運用車両披露は、2011年新製品の中でも(私的に)最も話題となった、
ホビートレイン製 ドイツ軍 28cm列車砲K5と、その牽引機WR200(V20)のご紹介です。

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まずはクルップ社の製造した28cm列車砲K5
3-3-3-3配列の12軸を持つ、シキなどの大物貨車に似た構造の列車砲
レオポルドの名を持つ個体が有名
ロケット弾を使用すると86kmもの射程を持ったという化け物ミリタリーヴィークル

過去にドラゴンから1/144のキット、完成品が発売されていましたが、
鉄道模型としては初の製品化です。

前後台車はプラ製、本体・砲身がダイキャスト製、手すり類はPOMと思しき樹脂製。
製造は中国。
出来としてはまぁまぁのミニカーレベル。

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砲身はチルト可能。床下のシリンダーも再現されており垂れるようなことはなし。
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砲弾用のトロッコも付属、吊り上げ用クレーンは左右稼働
樹脂成型品の小物は予備部品が一通り同梱されており万が一の破損も安心。

次に牽引機であるところのWR200ディーゼル機関車
V20ディーゼル機関車を2両前後に組み合わせた機関車
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構内の入れ替えや、列車砲の牽引に使用されたらしい。
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模型は実車同様V20を2両ドローバーで連結した構造。
しかもそれぞれが動力車。細かい部品は洋白のエッチングパーツ。
前後ライトが点灯可能。

さて、この2つが組み合わさって運用されるはずなのですが…、動かない…。
まずは、K5。重過ぎ。
さらに台車の出来が最悪。車輪は真円ではないし(鋳造品)、車軸はポリスチレン製(削ろうとしたら溶けたため判明)
軸受はピポッドではないため抵抗が半端ない。

とりあえず溶けた車軸は幸い同サイズであったエバーグリーンのプラパイプで補修。
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そのうちKATOの機関車用フリー台車から車輪を流用してグレードアップするつもり。

次にWR200、動力は同調されていないうえに、車重が軽いし、さらにゴム車輪も装備していないため粘着しない…
適当な国産の機関車用車輪ゴムを一輪だけでも巻いてみるか検討中。

とりあえず手持ちのTomix EF65とKATO DF50それぞれでは牽引が可能でした。

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というわけで、鉄道模型としては今一のこいつら。
R317なら走行できそうなので走行会とかまたやるときには、国産機関車の牽引で走らせる…かも。
DF200でも塗装替えして専用機関車デッチアップするかなぁ。