乙月鉄道

乙月の鉄道にまつわる四方山

車両加工:MicroAce製京王3000系台車交換

以前はてなハイクお願いしたら
本当に買ってきてくださる方がいらっしゃって、無事に手に入れることができた、
京王レールランド限定「京王電鉄井の頭線3000系3029編成(ブルーグリーン)5両セット」
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なんと商品不良ですってよ!奥様!


とはいっても、組立不良、しかも部品の組み間違いといういたって単純なエラー。
したがって、部品もらって交換すればいいだけのことですが、

交換の方法としてMicroAceからは、
1.部品の取り寄せ。
2.製品をメーカーに送付、交換。
3.京王レールランドで部品を受け取り。

1.と3.は自分で交換しなきゃならないわけですが、
経験されたことない方もいらっしゃるでしょうから、簡単に解説してみようかなと。


まずは部品。
個人的には超分かり易い解説と一緒に届きました。
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不良部品は、2両目の上り側台車。
よく見なければわかりませんが、台車枠の端に小穴が開いているのがエラー
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さて、作業に移ります。
最初に台車を固定するネジを外します。ドライバーは+の#1
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次にカプラーマウントを取り外します。
使用するのはピンセットペンチ、ひっかけ爪を両側から挟んで押し出します。
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解説書に従い、車輪、集電スプリング、集電シューの順に外します。
ここで一つ注意、終電スプリングは銅製で伸びやすいので、
ピンセットなどでスプリング内側から挟んで引き抜く用が無難です、差し込むときも同様。


部品を並べてみたの図
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中央の台車枠が交換部品。


さて今度は組み立て。
集電シューを取り付け。
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シューの車輪受け部分の片側を、台車枠のくぼみに合わせ、
溝に合うように中心部を細いもので押すと簡単に嵌ります。

本当は車輪が先だけど、間違えてスプリングを先に組んじゃいます。
皆さんは説明通り車輪を先に組んだ方が無難ですよ。
シューが外れることがありますから。
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画像の様に、ピンセット等でスプリングを挟んで差し込むと変形を防げるかと。

集電シューを広げつつ車輪をはめ込み、カプラーマウントをはめ込めば台車は完成
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細かい割に力を入れなければカプラーマウントは嵌らないので、画像の様にピンセットペンチなどで挟めば楽にできます。

代車を固定する前に、今後のことを考えてスプリングに接点グリスを少量塗っておきます。
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接点グリスと自動車用の接点復活スプレーは電車弄りには手放せないものとなりました。

ネジで代車を固定すれば完成。
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あ、クーラーが外れているのはごにょごにょ…


余った台車枠ですが、もともと先頭車両の物なので予備にとっておくこととします。
その際、ブックケースの右下に予備部品用の切込みがあるので、
そこを適当なサイズにカットし入れておきます。
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以上で終了です。
今後、TN化の予定ですのでまた台車は外すことになるのだけど…。