乙月鉄道

乙月の鉄道にまつわる四方山

レイアウト:小規模テスト用を考える

最近車両購入は落ち着きました。
いや、欲しいものはいろいろありますが、いろいろと問題も解決せねばと。
まずは車両のテストです。

車両を買うのは良いのですが、改造したり分解を繰り返したりしている割に、
いつでも走らせられる線路やシステムが無いのです。

これは大きな問題です。
オークションで買ってもテストができなければ不安ですし、
カプラーの付け替えを行った車両も連結して走行が可能かもわかりません。

そこで例によって例の如く、今年発売の「鉄道模型レイアウターF2011」を使用しプランを考えます。
まずサイズは900×600(mm)
これはTomixから発売されているレイアウトボードのサイズであり、一枚である程度おさめることができそうなサイズだから。
ストラクチャなどはあまり考慮せずとにかくめいっぱいレールを敷きつめることとします。

カーブの最大半径は317mm、これ以上は600に収まらなくなるから。
基本はエンドレスレイアウト。
内側にはトラム用レールも敷設。最小103mm半径もテストできるようにします。
一応今後の拡張や長編成に対応できる様、外部延伸用のポイントも敷設。

こんな感じで考えてみました。

で、組んでみたのが
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内周のトラムと外周の線路も一応往来が可能なパターンとしてあります。
最外周の一部は勾配区間(2~4%)も設置予定
ヤード風の引込線は考え直すかもしれません。
現在手持ちのレールを確認中。
足りないレールを割出して手配する予定。


追記:ポイントや細かいレールを整理したパターンを製作
これだけで1万円くらい違うのが怖い世界です。
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これで決定かな。

車両加工:キハ32、EF210 TNカプラ取付加工

先日購入したマイクロエース キハ32四国色とEF210コンテナ列車セットを少しディテールアップしてみようと思います。

マイクロのキハ32は2両セットなので、片側ダミー、反対側がアーノルトとなっています。
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元々キハ32は単行することが多い車両なのでアーノルトは興ざめですが、両方ダミーもなんなのでいつものTN化

付属のアーノルトカプラーもボディマウントタイプでしたがなかなか良く出来ています。
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これはいつか別の車両に付けてかんたん併結できそうですね。
しかし問題は全長がすごく短く作ってあること。
自社製カプラー売りたいでしょうしね。

だがやはりキハらしくこだわりたいクチの私はキハ58タイプ用のカプラーを用意
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画像右側がキハ58用、取付するのに邪魔な部分をどんどんカットしていきましたのが左の物。
ジャンパ線とかが付いている分実感的なのですがいかんせんでっぱりが多く、
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最終的にはこの画像ぐらいカットカットでした。

マウントしてみると、台車も一部干渉しているので裏側も鑢でショリショリ削りまくっております。

で、一応の出来上がりがこちら
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少し奥まってしまったので車両によっては連結が難しいかも…。
もう1セットカプラーは用意してある(トレーラーの分)のでもうちょっといい方法考えてやり直すかもしれません。


さて、もう1両のEF210ですが、こちらはTomix製品なので専用部品をポン付けです。
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スカート下のスノプラウを外すと自動解結機構付きのアーノルトカプラーが外せます。
小さな部品で壊してしまってはいけないので、台車も外しておいてから作業します。
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黒いアーノルトの下に見えるグレーの部品が専用のTNカプラー
元がいかに大仰しいのかが分かると思います。
で、元の様に組み立てれば完成
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すっきり男前です。
ついでですので、前面の車番の入った化粧板をEF210-109から113に変更しておきました。
もちろんサイドも。

コンテナ貨車のコキ110は台車マウントタイプのカプラーなので、手持ちの密自連形TNに交換済み。
これでひとまず8両編成のコンテナ列車が完成したわけで、運転するのが楽しみです。

それではまた、その列車の紹介などもいずれ。

しばらく書いていないので:購入車両

ネタが無いわけではないですが、くたびれていたので。

それでは申し訳ないので、最近購入した車両のお披露目。

マイクロエース JR四国 キハ32 0番台 2両セット
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四国ローカルシリーズで最も出る確率が低そうだった車両ですが、めでたく商品化。
丸ライトの松山運転所所属車両で、予讃線の松山-八幡浜間、及び予土線で運用されています。
海洋堂ホビートレインもこの車両がベースとなっています。

トミックス JR貨物 EF210 コンテナ列車セット
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やっとカマを手に入れましたよ、カマを。
EF210型109以降のシングルアームパンタ仕様車とコキ110形のセット
手持ちのコキ106を繋げて新居浜までのコンテナ列車を再現するとします。

さぁ、いよいよ固定レイアウトが欲しくなってきたなぁ。

運用車両:伊予鉄道 700系電車 3両編成×2

今回は地元に戻ってきて、地方民鉄伊予鉄道の郊外線車両、
700系電車3両セットのご紹介
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まずはパッケージから。はい、こんな商品ありませんw
鉄道コレクションの商品ですが鉄コレケースにオリジナルのシートを入れたものです。
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イラストレーターを駆使してw作りました。
Tomixのケースではこれができるので楽しいですね。

では中身
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しっかり集めて6両のセットにしています。
運用は2両または3両で行います。
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クハ760形 - モハ710形 - モハ720形と並んでおりますこちらは第2編成。
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元々は京王帝都電鉄の5000系電車
一畑、富士急、琴平など現在も様々な地方鉄道で活躍中ですね。

初めに一番シンプルなクハ760形クハ762
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台車はFS340、屋根上には三台のCU-127Rクーラーを装備
CU-127Rクーラーはインジェクションでは初の造形?かな?
カプラーはボディマウントの電連付密連型TNカプラーを装備しています。
横河原線では横河原よりに位置しています。

次にモハ710形モハ712
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台車はFS321ですが、実車は途中でFS340に履き替えられているようです。
この編成ではこの車両に動力を組んでいます。
しかしそのおかげでボディマウントタイプのTNカプラーが装備できませんでしたので、
この車両だけ台車マウントです。

最後にシークレットアイテムだったクハ720形モハ722
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朝の通勤時間帯にだけ連結される現実でもレアな車両です。
台車はFS316を履き屋根上にはインバータが装備されています。
実車は単行できるようになっています。

ケースには6両セットとしていますが、ただ同じ編成を2つ入れただけでは芸がないので、
2つの編成では細かい違いを加えています。
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上が第2編成、下が第10編成として台車の違いを再現してみました。
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そして苦労したのがコレ
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車番の付け替え、それぞれ760-710-720と変更しております。

地元車両で普段乗車する機会も多いだけに思い入れの強い車両です。
鉄道コレクションの車両のためライトが点灯しなかったり、動力車がチープだったりしますが、
あるだけありがたいものですよね。

実はこの商品が出る以前に作りかけていたんですけどね…
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いつかは完成させますよ、いつかは。今は亡き800系と共に。

車両加工:KATO製キハ47-1000 TNカプラー取付加工

本来なら付いているべき所に付いているべき物が付いていて欲しいものなのですが、
鉄道模型などの動かす模型には、汎用性や共通化の過程で省かれる、
またはコストなどを理由に再現できない場合があります。
鉄道模型の中で、最たるものが連結器。そうカプラーです。

何処のメーカーの車両でも連結できるアーノルト規格のカプラーは確かに上手く作られていますが、
実感が無いのが難点。
昔と違い加工技術や材料の進んだ今、メーカー各社では独自の実感的なカプラーを開発、一部装備をしています。
TomixならTNカプラー、KATOならKATOカプラーの様に。

今回加工するKATOのキハ47系はアーノルトカプラー装備。
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世界中の多くの車両に装備されていますので、どんな組み合わせもできますが、
そんなに無茶な組み合わせをすることはまず無いですし、やはり格好良くないので
先の実感的カプラーを装備したいところですが、この車両にそのまま組み合わせられる良いものがありません。
ならば加工して付けてやろう、と。以前よりの構想を実行。

取り付けるのはTNカプラーのボディマウントタイプ。
TNカプラーはもちろんTomixですからそのままでは付きません。
そこでTomytechの鉄道コレクションの余剰部品で簡単につけてみようとします。

まずは加工が簡単そうなトレーラー車から加工するとして。
各部品を並べてみる。
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右に内装、左上から、鉄コレ動力ユニットのカプラーマウントアダプタ、キハ47床板、鉄コレ床板&TNカプラー

うまい具合に内装に切欠きがあるので、これに引っ掛けられそうな動力ユニット用の部品で進めることにします。
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ためらいなくニッパーでまっつぐカット
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マウント形状に合わせ、逃がしをエッチングソーで切り取り。
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画像が無いけれど、内装板にもカプラーマウントアダプタのピンの逃げを鑢で作ってます。
前後同じようにつけた。コニシのGクリアーで、床板にではなく内装板に接着しています。
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フロント側カプラーを取り付けてみる
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この位置に合わせ元々のアーノルトカプラーはニッパーでちょん切りこの通り。
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妻側はこの通りバチピタ。3種のカプラーマウントアダプタ様々
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で、完成、ばばーん
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少し浮いていますが、構造的に今回の方法では難しそう。

今回加工したのはトレーラーなので、次は当然動力車の加工ですが…


乞うご期待…








…?

実車見学:南予ぶらり旅

ぶらりと出かけた愛媛の下の方。南予地方。
お天気はあいにくの曇り空
何をしに行くともなく高速をひた走る。
高速のない区間は国道56号線を走る。
国道は途中より予讃線と並行して走る。

峠道を下ったあたりで見慣れない車両を線路上に見つける。
オーストリア プラッサー&トイラー社製 マルチプルタイタンパー 09-16CSM型
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留置されていたのは立間駅の傍、旧貨物駅の引込線。
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見かけたことのなかった車両だったけれども、近年('08年?)松山保線区に導入された車両の様子
結構綺麗でした。
こういう車両も模型に欲しいよなぁ…。

再びぶらぶらと走り回り宇和島駅の様子を見に行く。
少し離れた引込線にはキハ32とキハ185-3000が数両いる。
駅を振り返ると1番ホームにキハ32-4 海洋堂ホビートレインがいた。

撮りに行こうかともどる途中、発車してしまった。
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慌てて撮ったけどご覧の有様。

鉄道に乗らずに撮るより、やっぱり乗って撮りたいなぁ。

車両加工:キハ58-1100トレーラー化&動力ユニット加工

なぜだか最近、車両熱が高まっており、車両収集に拍車がかかっているおとつきです。
先日もキハ58の動力車がお安く出ていたので、本来動力ユニットのみ必要だったにもかかわらず車両を丸ごと購入してしまいました。
後日トレーラーの床下だけの出物があったのでこれ幸いと購入。
普通はやらないと思いますが、動力車のトレーラ化を行いつつ、新品車両だったので最低限の装備加工を行いました。

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今回のお品

ちゃっちゃと分解
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右からトレーラー床下、動力ユニット、ボデー、屋根板

まず屋根板に列車無線アンテナをつけます。
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説明書の指示通り0.6mmで穴を開けますが…
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ゆるゆるでした、口丁乙
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屋根板はPS、アンテナはPOMなので難接着樹脂用GPクリアで目立たないように接着。
あとは、運転台前に貫通幌を装着して組み上げるだけ。
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簡単に終了です。

動力ユニットはどうするのかというと、以前購入した真鍮キット「キハ54-0」用に必要なものだったのです。
まずは取説の原寸図に合わせてみて車軸間距離を確認
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カプラー位置などもよさそうです。

ここでまた少しの加工を。
キハ58系の座席はボックスシート、キハ54系はベンチシート。
なので座席モールドを取っ払うことに。
最近の動力ユニットは低床化されて座席モールドがあるんですよね、一昔前だと車内全部が埋まってましたが。
大まかにニッパーで切った後カッターナイフで削り落とし鑢で均します。
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あとはベンチシートの背もたれを追加すればいいのですが、
手元に適当な部材が無いのとボデーとのフィッティングの兼ね合いもあり先送り。
台車も黒からグレーにする必要があるので構想を練る時間へと移行。

うん、そのままおやすみなさいですね。
ハイクしなければ。