乙月鉄道

乙月の鉄道にまつわる四方山

Tomixワイドトラムレールを弄ってみる

そろそろと固定用レイアウトの部材を準備中。
その中でも今回初めて使用するのが、
Tomixのファイントラック ワイドトラムレール

使用するにあたって、いろいろと観察してみました。
ラインナップなどはメーカーの紹介ページを見ていただくとして、
構造をちょっと見ていきたいと思います。

まず、レール同士をつなぐジョイナーは、従来通りのファイントラック仕様
f:id:ototsuki:20120517235218j:plain
そして複線間隔37mmで並行接続できるようになっており、その際に使用するのが
上画像中央の小さなジョイントパーツ

レール裏にはジョイントを嵌める溝がいくつもあり、通常レール長を揃えて接続します。
f:id:ototsuki:20120517235658j:plain
ぐっと押し込むだけの簡単…とは言えないかな、
ジョイントパーツは小さすぎて押し込むのは慣れが必要です。

直線、曲線共に揃えての接続が可能なので、ユニット化して用意しておくと敷設が楽になりますね。
f:id:ototsuki:20120518000120j:plain

ジョイントはTOMYTECバスコレ走行システムとも共通となっており、
並行して敷設が可能となっています。
これについては今後試してみたいところ。

このレールで利用の自由度が高そうに感じたのが端数レール。
S18.5、S47.5、S37の3種がラインナップ。
通常のファイントラックの端数レール(S18.5、S33、S37)とは少しラインナップが違います。
ワイドトラムだけではS70を基準とした長さにはできないわけです。

ただ組み合わせなどは巧妙に考えられているようで、
加工派にとって面白いのはS37
f:id:ototsuki:20120518000904j:plain
裏から見たところ
すごい数の加工用の下溝が入っています。
金型自体はワイドトラムのクロッシングレールX37-90WTと共通のようです。

たとえばレールと並行に切り取ると
f:id:ototsuki:20120518001143j:plain
こんな感じ
f:id:ototsuki:20120518001233j:plain
連結してみるとこんな感じ。
カットした部分を左右を連結することも可能なので、
複線間隔を狭く、より路面電車風に見せることもできます。
斜めのカットラインもあるので、展示用の小型ディスプレイに、
カットしたレールを使用する際にも目安となったりしそうです。

残りの端数レールS18.5、S47.5は
f:id:ototsuki:20120518001542j:plain
繋いだ長さは66mm。
たとえばこれに通常のファイントラックのS37を左右に接続すれば、
長さS140と同じ長さで踏切の様に使えるというわけ。

今後はお座敷レイアウトでもいろいろと部品を組み合わせるだけで、
ある程度表現できる情景の幅が広がりそうです。